2022年2月5日(土) 織田学園ホールにて催された『Oda Fashion Design Competition』の入賞作品を発表します。
身につけた確かな基礎技術と応用力を作品に落とし込み、自分のコンセプト、イメージを実物作品として創り上げました。
■OFDC大賞
ファッションテクニカル専攻科 外池 瑠唯奈
[千葉県立 市原八幡高等学校出身]
テーマ「縛る」
ロープアートを通して非日常を演出し、自分ではない自分になるという変身願望を満たす。
エロスとも捉えられる縛る行為をカラフルな生地で縛り、ポップアートへ昇華させる。
■審査員奨励賞
ファッションデザイン専攻科 佐藤 歩果
[千葉県立 千葉西高等学校出身]
テーマ「FAKE NEWS」
様々な情報が行き交う現代社会。
ゴシップ、スキャンダル、誹謗中傷、、、
情報は渦を巻き、不安や恐れで私達を雁字搦めにする。
私たちはフェイクニュースに立ち向かえるのか。
■優秀賞
ファッションデザイン専攻科 鈴木 園華
[東京都立 忍岡高等学校出身]
テーマ「Lump-しこり-」
しこりが解け、ネガティヴなイメージを払拭してくれるよう表現しました。
使わなくなったカーテンを再利用してSDGsを意識し、地球のしこりをとると言う思いも込めました。
■特別賞
ファッションデザイン科2年 橋本 琉花
[東京都立 農業高等学校出身]
テーマ「〇色の花」
外出しにくい今、あえて自然を象徴するものの1つ、花で施された1着を届けたい。
自分の中の自然な色を想像し、さまざまな色に染まる白を基調として。
■入選作品一覧 ※エントリーNo.順
ファッションデザイン科2年 林 華穂
[東京都立 田柄高等学校出身]
テーマ「Get the potential」
本は私達に沢山の学びを与えてくれる。それを自分のものにした時に「可能性」が広がるのではないだろうか。
本から誰しもが得る事のできる可能性が溢れ出ているのを表現。
ファッションテクニカル科2年 佐藤 実祐
[神奈川県立 二宮高等学校出身]
テーマ「MAZE」
人生は幸せを求めるがその道のりは複雑に入り組み、迷路のようだ。
様々な曲線で道を表し、重なり合わせ出来た空間にドリームキャッチャーで幸せを表現した。
ファッションデザイン専攻科 細谷 泉葵
[東京都立 小川高等学校出身]
テーマ「repair」
ぬいぐるみの様に人間の身も心も簡単に修復できればいいのにと思った。
生きていれば辛く悲しいこともある。
心が壊れ修復不可能になる前に優しく包みこめる人でありたい。
ファッションテクニカル科2年 金 松国
[東京モード学園出身]
テーマ「糸」
透明のビニールの様に純粋な状態で生まれた人間が、七情六欲「喜び、怒り、哀しみ、怖れ、愛、悪、欲」を覚え、個性的に育っていく様子を表現しました。
ファッションテクニカル科2年 濵田 千鶴
[千葉県立 佐倉東高等学校出身]
テーマ「ATTACHMENT」
洋服に使われるアタッチメントには心理学上で「愛着」という意味がある。
愛着によりできた心の傷や蟠りを穴と糸で、バックルやファスナーのかけ違いで心の葛藤を表す。
ファッションテクニカル科2年 渡辺 さくら
[東京都立 青梅総合高等学校出身]
テーマ「思考」
膨らむシルエットで考え事が膨らむ姿を表現。
考える姿を様々な素材で不揃いな渦にし、気持ちが溢れ出そうな様子を袖のパイピングと身頃と袖から出るフリルで表現しました。
ファッションデザイン科2年 益子 愛渚
[栃木県立 黒磯南高等学校出身]
テーマ「Resonance」
共鳴とは、似通ったモノ達が集まると大きなパワーが生まれることである。
一つの丸いパワー達を紡ぎ合わせた時、ここに新たなResonanceが生まれた。
ファッションテクニカル科2年 恩田 ももか
[埼玉県立 日高高等学校出身]
テーマ「不安と希望」
コロナ渦の不安な思いを形にし、異なる素材に寄せたギャザーで不安な思いを。
歩くたびに見えかくれする希望の一筋の光を輝くテープで表現しました。
受賞された皆さん、おめでとうございます!