「未来へつなぐ服」をテーマに開催された新宿ファッションフィールド2021にて、本校学生の作品が新宿区長賞を受賞しました。
実物作品とデザイン画、受賞学生からのコメントを紹介します。
作品名
「考えうる未来のオートクチュール」
ゴミを再利用し着飾る未来を表現。
![新宿ファッションフィールド2021 新宿区長賞 吉田陸「考えうる未来のオートクチュール」 実物作品](https://fashion.oda.ac.jp/new/wp-content/uploads/2022/01/新宿ファッションフィールド2021_吉田陸さん「考えうる未来のオートクチュール」_実物作品.jpg)
実物作品
![新宿ファッションフィールド2021 新宿区長賞 吉田陸「考えうる未来のオートクチュール」 デザイン画](https://fashion.oda.ac.jp/new/wp-content/uploads/2021/10/織田ファッション学生_デザイン画_新宿ファッションフィールド2021_「考えうる未来のオートクチュール」.jpg)
デザイン画
![新宿ファッションフィールド2021 新宿区長賞 受賞学生](https://fashion.oda.ac.jp/new/wp-content/uploads/2022/01/新宿ファッションフィールド2021_新宿区長賞_受賞学生.jpg)
吉田 陸さん [ファッションデザイン専攻科/日本大学第一高等学校出身]
――このコンセプトを選んだ経緯を教えてください。
オートクチュールの未来像をイメージし、食品ロスとファッションの関係性を表しました。食品ロス問題はメディアにも多く取り上げれられていますが、食品を梱包するパッケージも同じ分だけ消費されていくことには、あまり世間の目が向けられていないな、と感じたことから食品パッケージを再利用した服を作ろうと考えました。
――コンセプトを服に落とし込むにあたって、デザインや素材、シルエットや技法等でこだわった点を教えてください。
服を飾るジュエリーの全てを食品梱包に関係する資源で代用しました。主に空き缶のプルタブやペットボトルから自作したビーズをゴールドに塗装し、手作業で刺繍しています。また、近年のエコファーの流行から着想した輪ゴムで製作したオリジナルの生地を使用したこともポイントです。いかにドレス感を残しつつ素材を配置するか、という点でかなり悩みながら製作しました。
――受賞の結果を知ったときの感想と、今後の抱負について教えてください。
多くのライバルがいる中で新宿区長賞という大きな賞をいただき、また自身が製作した服を評価していただけて本当に嬉しかったです。この1着に長い時間をかけた甲斐がありました。服に意味を込めることや発表する楽しさを改めて実感することができたので、今後はプロのデザイナーとして自身が活躍できる舞台を模索していきたいと考えています。