私流ファッションの楽しみ方 Vol.4

「新しい気づきを自身のファッションに取り入れて」

世間的にはそう多くないファッション学生…
彼らはどのような思いでファッションを学んでいるんだろう?
共通のテーマで聞くインタビュー連載企画!

平山 和佳/ファッションテクニカル科

小さいころから布でモノづくりをしていた。織田ファッション専門学校で服飾やファッションデザイン、3D CADや2D CADなど様々な角度から服作りを学んでいる。集中して縫っている時間が好き。東京都立 八潮高等学校出身。

※2023年7月5日(水)に行われたインタビューです。


「ファッションに興味を持つきっかけは意外なところに…」

―― 平山さんがファッションに興味を持ち始めた時期やきっかけについて教えてください。

インタビューに応える織田ファッション専門学校のファッションテクニカル科の学生

平山 ファッションそのものよりも、最初は縫い物が好きでした。母の影響で、小学生の頃から縫い物教室に通って作っていました。

―― 作るほうが先だったのですね。ファッションを好きになったのはまた別のきっかけが?

平山 中学生の頃に、主人公がファッション雑誌の編集者として活躍するドラマを見たのがファッションに興味を持つ最初のきっかけになりました。劇中に出てくるファッション誌の誌面に、様々なコーディネートが掲載されていたのを今でも覚えています。

―― きっかけって思いがけないところにあるんだなと、平山さんのお話を聞いていて思いました。

織田ファッション専門学校のファッションデザイン科の学生が1年時に作ったスカート1年生の時に作ったスカート 裏地付きが初めてで縫うのが大変だった

平山 そうですね(笑)。服飾に興味を持ち始めたのも同じくらいの時期で、その頃からぼんやりとファッションの学校に行きたいってイメージが自分の中にありました。

―― じゃあ、あまり進路の分野選択では迷わなかったほうですか?

平山 はい。高校生になったときにははっきりと決まっていたので、あとはどのファッションの学校に行こうかってオープンキャンパスを回りながら考えていました。

「服飾は長距離走みたい。コツコツ作り上げた先に達成感が」

―― そして織田ファッション専門学校に進学するわけですが、平山さんの好きな授業は何でしょうか?

平山 やっぱり服飾の授業が好きです。ずっと縫い物をやってきましたし、コツコツ作り上げていくのは楽しいです。でも最初は大変でしたね。

―― 縫い物の経験があるから、結構すんなり進んでいったのかなと思い、意外でした。

織田ファッション専門学校のファッションデザイン科の学生が1年時に作ったシャツ最初の頃はシャツ襟を縫うのにも苦戦

平山 全然別ものです。入学する前は手縫いがメインでしたし、本格的なミシンは糸の調整なども家庭用とは勝手が違うので、最初は失敗することもありました。

―― 今は慣れてきた?

織田ファッション専門学校のファッションデザイン科の学生が作ったギャザー付きスカートスマホで作品を綺麗に写真に収めた

平山 少しずつ。縫い目も綺麗になってきましたし、1年間でかなり仕上がりが良くなってきていると思います。今制作している作品はギャザーがたくさん入ったもので、作るのは大変なのですが、楽しく作業できています。

―― 難しい作品となるとそれひとつでかなり時間がかかる印象があります。

織田ファッション専門学校のファッションデザイン科の学生が作った作った子ども服初めて作った子ども服

平山 集中して延々と縫い進めて形にしていくの、長距離走に挑戦しているみたいで私は好きです(笑)。

「洋服を買いに行くとき、縫製の美しさに惹かれるように」

―― 平山さんがファッションを学び始めて、考え方や意識が変わったことは何ですか?

織田ファッション専門学校のファッションデザイン科の学生のファッションショーの様子初めてモデルを務めたファッションショーにて

平山 店頭に並んでいる服の縫製を細かく見るようになりました。きっとファッションの学校に入学する前の自分なら買わなかっただろうなって服でも、仕上がりが綺麗だとつい買ってしまうことがあります。

―― 作っているからこそ目が行く部分ですよね。

平山 はい。それもあって、デザインよりも縫製技術に惹かれて買うみたいなことも(笑)。自分でも今度やってみようかなって。

―― インスピレーションにも繋がるという。

織田ファッション専門学校のファッションデザイン科の学生の豚皮を使った作品豚皮を使った先輩の作品を着て

平山 こういうやり方もあるんだって気づかされることが多くなりましたね。クラスメイトが着ている服から刺激を受けることもあります。

「変化し続けるからこそファッションは興味深いんです」

―― 平山さんにとってのファッションの楽しさとは何でしょうか?

ファッションの楽しさを語る織田ファッション専門学校のファッションデザイン科の学生

平山 常に新しい発見があるのがファッションの楽しさだと思います。昨年の夏のファッションショーで先輩の作った服を私がモデルとして着たのですが、その作品がとても斬新で驚きました。

―― 先輩と関わるイベントでもそういった新しい発見があるのですね。

織田ファッション専門学校のファッションデザイン科の学生が作ったギャザー付きスカート先輩の作品を着て、たくさんのことを学んだ1年時最後のショー

平山 そうですね。見た目だけでなく、ちゃんと着る人のことを考えた作りにもなっていて、凄いなって感動しました。どうやって作ってるのか気になって、先輩に聞いてみて、「こうやっているんだよ」って教えてもらって。勉強になったことをまた、自分の製作でも活かしていきたいです。

織田ファッション専門学校のファッションテクニカル科の学生のスナップ

インタビュー中の様子を動画にしました!

先輩が学んでいる学科

ファッション
テクニカル科

織田ファッション専門学校_布を裁断する学生

最先端の3Dモデリングを習得
自由自在にファッションを形作る

ファッションテクニカル科

在校生と直接話してみよう!
織田ファッション専門学校の
オープンキャンパス!

織田ファッション専門学校_オリジナルパーカーを着ている学生

ファッションアイテムを製作

織田ファッション専門学校_ファッション誌のコーディネートに挑戦する学生

ファッションの仕事を体験

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