服によってスタイルが変わって見えるのはどうして?

自分の体形が変わって見えるコーデ

コーディネートを決めるときは「着痩せ」や「着膨れ」についても意識することが大切です。着痩せや着膨れが起こるメカニズムとともに、よりスリムに見えやすいコーディネートのポイントや、着膨れを防ぐ方法などをご紹介します。

着痩せや着膨れが起こるメカニズムは?

着る服を変えただけで、スリムに見えたり太って見えたりすることはありませんか?

本来の体型より細く見えるのが着痩せ、太って見えるのが着膨れです。このような現象は、主に目の錯覚によって引き起こされます。衣服のデザインやサイズ・素材・カラー・組み合わせなどの要素が影響して、実際のスタイルとは異なる印象を見る人に与えるのです。

選ぶ洋服や着こなし方によっては本来よりスリムに見せられるため、コーディネートを決める際は「どうすれば着痩せするのか」「着膨れしているように見えないか」といった点を考えてみると、スタイルをよりよく見せられるかもしれません。着膨れしやすいタイプの洋服でも、工夫しだいで見た目のボリュームを抑えられます。着こなしのテクニックやコツを知り、目の錯覚を利用してよりスリムに見せることもできるのです。

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よりスリムに見えやすいコーディネートのポイントを紹介

では、着痩せしてよりスリムに見せたい場合は、どうすればよいのでしょうか?

意識したいのは「体の細い部分を見せる」ことです。とはいえ自分の体のどこが細いのか、客観的に判断するのは難しい場合もあります。ですので、ひとまず首・手首・足首の3か所を覚えておきましょう。いずれも人の体の中で細い部分にあたるため、これらが見えていると着痩せにつながります。タートルネックは避ける、クロップドパンツで足首を出す、トップスを七分袖などにして手首を見せる、といった方法が考えられます。

また、上半身を細く見せたいときは深いVネックなどのトップスを選び、首回りをスッキリさせるのがおすすめです。さらにウエストにシェイプが入っているものであれば、「そこにくびれがある」と印象付けられます。 下半身太りが気になる人は、細身のパンツやタイトスカートなど、体型が分かりやすいものは避けるほうがベターです。足を隠してくれるフレアスカートや、縦のラインを強調してくれるセンタープレスのワイドパンツなどを選びましょう。

着痩せに有効な色もご紹介します。一般的に、「収縮色」「引き締め色」と呼ばれるのは、黒、ネイビー、ブラウン、カーキなどのダークカラーです。ただし、全身に取り入れると重いイメージになるので注意してください。上半身を引き締めたい人はトップスに、下半身を細く見せたい人はボトムスに収縮色をもってくるようにしましょう。

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着膨れしやすい服とは?着膨れして見えないためのテクニック

逆に、太って見えてしまう「着膨れ服」にはどのようなものがあるのでしょうか?

大きめのアウターやトップス、白やパステルカラーなど膨張色の服、ゆったりとしたシルエットのボトムスなどが挙げられます。

また、柔らかい素材のスカートも着膨れして見えがちです。だからといって、着膨れしやすい服を全て避けてしまってはおしゃれの楽しみが減ってしまいます。

そういったアイテムを取り入れたいときは、着膨れして見えないためのテクニックを使いましょう。

たとえば、大きめのアウターやトップスにはスリムなボトムスを合わせる、膨張色の服を着るときは着丈の長いアウターを選んで縦のラインを強調する、などです。着膨れしやすいシルエットや素材の服であれば、黒やネイビーといった収縮色をセレクトするようにしましょう。縦方向のストライプ柄も着膨れ防止になります。

小物を活用するテクニックもあります。ストールや長いネックレスは縦ラインの演出に有効ですし、帽子やアクセサリーを使えば視線を誘導することができます。ベルトでウエストのくびれを強調するのもよいでしょう。

着膨れを防ぎ、よりスリムに見せるためにはさまざまな方法があります。それらを上手に組み合わせて、より自分を魅力的に見せるコーディネートを楽しんでください!

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監修 織田ファッション専門学校 教員

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