オーダーメイドというのは、注文を意味するオーダーと、生産を意味するメイドを組み合わせた言葉で、既製品ではなく素材やデザインなどを自分で決めて作ってもらうもののことを言います。
オーダーメイドの服にはどのようなものがあるのでしょうか? ここではその種類やメリット、デメリットについて詳しく説明していきます。
オーダーメイドに適した服の種類
洋服のオーダーメイドというと、高級で贅沢な大人の楽しみといったイメージを持つ人が多いと思います。
でも実際には意外と身近なものがオーダーメイドで作られていることを知っていましたか?
例えば、社会人になってスーツをオーダーメイドで作る人がいますが、オーダーメイドの中には「フルオーダー」と「イージーオーダー」と「パターンオーダー」の3つに分けられます。
中でも「フルオーダー」は究極のオリジナルスーツで値段も高価になります。
また、部活動などで使うユニフォームも柄などを含めてオーダーメイドのものが多いです。
部活への思いを込めたユニフォームは、部員のモチベーションを高めるのに一役買うはずでしょうし、既製品にはないオリジナリティはやはり嬉しいものです。
また、学園祭などでクラスのTシャツをオーダーメイドするのも今では定番です。
クラスのイメージを表すカラーやデザインを自分たちで決め、同じものをみんなが身につけることで団結力を高める効果が増すことでしょう。
「オリジナルデザイン○○」というキャッチコピーで販売されているものは「オーダーメイドデザイン」ということになります。
低価格で大量生産されているファストファッションの対義語的な印象が強かったオーダーメイドも、近ごろはインターネットで簡単に注文ができるなど、以前と比べると遥かに低価格で利用できる身近な存在になってきているのです。
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オーダーメイドで服を作るメリット
オーダーメイドの最大のメリットは、自分にぴったりのサイズで作るため着心地が良いということです。
人の個性が千差万別なように、人の体型もまたそれぞれ異なるわけですから、既製品では着丈はぴったりなのに身幅が窮屈というケースや、肩幅はぴったりなのに袖の長さが短いといったケースが出て来てしまうわけです。
その点、採寸をして自分のサイズに合わせて作られたオーダーメイドの洋服ではそういった心配はありません。
また、買ったばかりの服を着て出かけたら、同じ洋服の人とばったり出くわしてしまったというような気まずい思いとも無縁です。
自分に似合う自分だけの一着を着る楽しみはオーダーメイドならではの魅力だといえるでしょう。
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オーダーメイドのデメリット
では、どのような点がデメリットとなるのでしょうか。
やはり一番に思い浮かぶのがコスト面でのデメリットです。
大量生産されている既製品に比べて、オーダーメイドの洋服はやはり割高になってしまいます。
その人のためだけに洋服を作るわけですから値段が高くなってしまうのは仕方のないことです。
そこで例えば、既製品をベースにサイズ調整をして仕上げる「パターンオーダー」といった方式も多く利用されているようです。
また、クラスTシャツ注文で一般にも広く利用されている、オリジナルのデザインだけをプリントするミニオーダーメイドタイプなどは、コストも安く、インターネットで手軽に注文できるようになっています。
このように以前と比べるとコスト面でのデメリットがさほど気にならないケースも増えてきているのです。
以前と比べると身近になったオーダーメイドの洋服。
既製品にするべきかオーダーメイドにするべきか、それぞれのメリットやデメリットをしっかりと考えた上で決めるべきですが、プチ贅沢や長く着ていくつもりの「とっておきの服」として作ってみるのも良いかも知れませんね。
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