キャンパスレポート

2021年2月 ODA Fashion Design Competition 2021

2月6日に行われたODA Fashion Design Competition 2021。本校ホールで、1次審査を通過した12作品の本審査が行われました。例年は大勢の観客の前でファッションショー形式で作品発表が行われますが、本年はコロナ禍での開催のため、無観客での開催となりました。

今回受賞した3作品をご紹介していきます。

まずOFDC大賞を受賞したファッションデザイン専攻科・佐久間 パウラ サリナさん。
作品テーマ「表裏一体」。
人体と衣服の深い関係性を表現。

幾重にも重なる布はオーガンジーという薄い素材の端にパイピングという処理を施しています。難しい作業ですが美しい仕上がりです。

また合成皮革の生地にカッティングを入れて、細く折ったオーガンジーを編みこむことで柄を作り出しています。

次に、審査員奨励賞を受賞したファッションデザイン科2年・細谷 泉葵さん。
作品テーマ「胡蝶之夢」。
中国戦国時代の思想家・荘子の説話から発想し夢と現実の区別がつかない様子を表現。

数種類の軽やかな薄い素材をプリーツやギャザーのテクニックを使うことで曖昧な雰囲気を作り出しています。

世界観を表現するための大事な要素である淡いグラデーションの色合いは製作者が1枚ずつ生地を染め上げました。

最後に、特別賞を受賞したファッションデザイン科2年・林 華穂さん。
作品テーマ「Hope」。
未知のウィルスの脅威に直面している人々の恐怖・不安とそれに立ち向かおうとする勇気・希望を表現。

結束バンドと硬いチュールを使うことで人々を攻撃していくウィルスを表現

ウィルスを包み込むように柔らかい素材をふんだんに使い、ポイントでイエローのアクセントをつけることでウィルスに負けない・諦めない人々の気持ちを表しています。

OFDC2021は特設ページも公開されています。
ご紹介した3体を含む入選作品すべてがご覧いただけますので是非ご覧くださいね!

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