私流ファッションの楽しみ方 Vol.2

「目に見えない部分も含めて、ファッションを深く」

世間的にはそう多くないファッション学生…
彼らはどのような思いでファッションを学んでいるんだろう?
共通のテーマで聞くインタビュー連載企画!

彦久保 和真/ファッションビジネス科

高校生の頃から好きなブランドは変わっていない。織田ファッション専門学校でファッションビジネスを中心に、幅広い視点でアパレル業界について学んでいる。興味のある分野はかなり詳細な部分まで調べる派。埼玉県立 川越工業高等学校出身。

※2023年6月14日(水)に行われたインタビューです。


インタビューの様子を動画でも!

「ファッションをビジネス視点で学ぶ理由が、自分にはある」

―― 彦久保くんがファッションに興味を持ち始めた時期やきっかけについて教えてください。

インタビューに応える織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生

彦久保 高校生になってからです。それまではまったくと言っていいほどファッションに興味がありませんでした。

―― 高校に入学して以降、ファッションに興味を持つきっかけが?

彦久保 高校で仲良くなった仲間がファッション好きだったんです。その輪の中にいると自然とファッションに触れる機会が増えていって、気がついたら沼にハマっていました。

―― たくさんの進路の選択肢がある中でファッション分野へ進むことに迷いはありませんでしたか?

織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生の春っぽさを全面に出してスナップTTTMSWというブランドのニットを使い、春っぽさを全面に出して

彦久保 自分はかなり興味の対象がはっきりしているほうなので、あまり迷わなかったと思います。ファッションと音楽。その2つが中心にあって、音楽を聴く際もファッション的な視点も含めて楽しんでいたことから、やっぱりこっちが合っているかなと。

―― ファッションがどれだけ彦久保くんの肌に合って、かなりのスピード感で浸透していったのかが伝わってきます。

織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生の雨の日を意識したブルーコーディネートスナップ雨の日を意識したブルーコーディネート

彦久保 高校生の頃から、アパレル企業に就職してバイヤーなども経験したのち、いつか自身のセレクトショップを持ちたいという具体的な目標もありました。ファッションの学校でビジネスを学ぶことでそれに近づけるんじゃないかと考えて、今に至ります。

「難しい授業であっても結局は楽しいことでしかない」

―― そして現在、織田ファッション専門学校で学びを深めていますが、彦久保くんの好きな授業は何でしょうか?

織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生のプレッピーを意識した古着を取り入れたコーディネートスナッププレッピーを意識した古着を取り入れたコーディネート

彦久保 2つありまして、1つはビジネスビジュアルマーチャンダイジングです。店舗での効果的な商品の見せ方を学ぶのがメインの授業なのですが、担当の先生がファッションを好きすぎて、良い意味でいつも脱線します(笑)。最近のトレンド紹介だったり、有名ブランドの解説だったり、ファッション学生にはたまらないです。

―― 先生も学生もファッション好きなのは同じだからお互い楽しそうです(笑)。

彦久保 もう1つはブランド研究です。自分らしさを分析して、それを服のデザインで表現していきます。様々なテーマと掛け合わせて、新しい自分のブランドの商品を企画する授業です。

―― かなり難しそうに聞こえます。

織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生の色と素材感のバランスを揃えたオールブラックスナップ色と素材感のバランスを揃えてオールブラックに

彦久保 実際に難しいです。参考になる他のブランドを先生から紹介してもらいながら、良い点を自分の表現に落とし込んで混ぜ合わせてみる。他のブランドのことも詳しく知れるし、自分が考える商品の完成度も上がっていくので面白いです。難しいとは言いつつも、結局は楽しいことしかやってないんですよね(笑)。

―― 難しいのに楽しいって、最も学びがいを感じられるのではと思いました。

「好きなものは変わらなくても視野は広がっていく」

―― 彦久保くんがファッションを学び始めて、考え方や意識が変わったことは何ですか?

織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生の海外の学生を意識したバス待ち少年風にスナップ海外の学生を意識したバス待ち少年風に

彦久保 ファッションを見るときの視野が広がったのは確実にあります。好きな系統や好きなブランドは高校生の頃から変わっていなくて。でも、今まで見てこなかった系統をビジネス的に解釈できるようになりましたし、好きな系統に関しても新しい視点から見ることでより理解が深まりました。

―― 自身の好きなものはこれっていう軸は持ちながらも、ファッション全体を俯瞰して見ているような印象を受けました。

織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生のデニムonデニムにスカーフを巻き、春らしさを演出スナップデニムonデニムにスカーフを巻き、春らしさを演出

彦久保 そうですね。卒業後にファッション業界でキャリアをスタートするときにも、いつか自分の好きな系統を集めたセレクトショップを経営しようと動き出すときにも、活きてくる視点だと思います。

「ファッションって目に見える部分だけじゃないと思う」

―― もう何となく伝わってはきているのですが、あらためて彦久保くんにとってのファッションの楽しさとは何でしょうか?

織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生のNBAの中でも特に好きなレイカーズのアイテムを使用してスナップNBAの中でも特に好きなレイカーズのアイテムを使用して

彦久保 目に見える部分だけでなく、作り手が込める思いや時代背景などの見えない部分も含めて、自分のスタイルに合うファッションをどこまでも深堀りしていくことです。

―― ここまでの質問への回答も踏まえて、とても腑に落ちる言葉です。

ファッションの楽しさを語る織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生

彦久保 ブランドに関する知識や歴史もファッションの一部です。ブランドデザイナーの生い立ちや経歴も、もちろん個性として服に現れていると思いますし。今自分が着ている服にも理由があって意味があります。それってすごく興味深いことだと僕は思いますね。

織田ファッション専門学校のファッションビジネス科の学生のスナップ

先輩が学んでいる学科

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ファッションビジネス科

在校生と直接話してみよう!
織田ファッション専門学校の
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織田ファッション専門学校_オリジナルパーカーを着ている学生

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織田ファッション専門学校_ファッション誌のコーディネートに挑戦する学生

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