「お洒落に興味を持ち始めた時期には是非このファッション誌を」
―― ファッション誌『mini』の印象はどうですか?
木下 表紙に目を惹かれます。自分の好きなタレントさんが表紙を飾っている号は、書店に行ったときによく目に入ります。若年層に人気の方が起用されることが多いので、手に取りやすいファッション誌だと思います。
相田 カジュアルさとスポーティさがあるスタイリングを提案してくれる雑誌です。私は定期購読していて、織田ファッションの先輩たちが関わったページも当時見ていました。高校生のときの自分がしたいファッションが、『mini』には詰め込まれていました。
「『mini』では珍しいアイテムを『mini』らしくコーディネートすること」
―― 今回のページのテーマは「つけ襟ひとつで 5変化」ですね。このテーマになった経緯やコーディネートを組むにあたって意識したことを教えてください。
相田 シンプルだけど被らないテーマを目指しました。『mini』の誌面はとてもわかりやすく情報が整理されていますし、過去に織田ファッションの先輩たちが取り組んだテーマとは被らないようにしたかったんです。そこで思いついたテーマが「つけ襟」でした。編集部の方も、今まで取り上げたことがないとおっしゃっていました。
木下 『mini』ではなかなか見ない「つけ襟」というテーマではありますが、読者の方がこのページを見たときに参考にしたくなるような『mini』らしさをしっかり落とし込んだコーディネートを目指しました。合わせるアイテムもデニムやスニーカーなど、『mini』では定番のアイテムにこだわっています。
「たったひとつのアイテムから広がるコーディネートのアイデア」
―― はじめてページを見たとき、様々な系統のコーディネートで同じ「つけ襟」が使われていて、バリエーションと可愛さを両立させていることに驚きました。コーディネートのポイントなど是非聞きたいです。
木下 例えば、Y2K×「つけ襟」は、インパクトも『mini』らしさもあり、新しいスタイルに仕上がったと思います。最近は特にSNSでY2Kを着ている人を目にしますが、格好良さが全面に出るコーディネートになりがちです。「つけ襟」を合わせることで、格好良さだけでなく可愛らしさも演出しています。
相田 今回の5体のコーディネートですが、「つけ襟」の使い方という部分で、実は2つに分類できるんです。一方はよくありがちなスタイルにアクセントを加えるために「つけ襟」を使っていて、もう一方は組み合わせに意外性を出すために「つけ襟」を使っています。そういった部分も是非楽しんでいただきたいです。
「プロと仕事をすることのプレッシャーとやり遂げて得られたもの」
―― それでは『mini』とのコラボ授業を終えてのおふたりの感想を教えてください。
木下 貴重な経験ができました。企画から誌面作り、アイテムのリース、モデルさんやカメラマンさんとの撮影など、その本格さに緊張しながら取り組んでいました。それもそのはずで、ひとつひとつの工程でプロの目線が入ります。ひと段落つくまでは、ずっとプレッシャーと不安を感じていて。出来上がった誌面を見た瞬間に、やっと嬉しさと達成感が一気にこみ上げてきました。
相田 気が抜けない日が続きました。私たちはまだ学生ですが、関わっているのは全国に流通するファッション誌です。自分から積極的に動かなきゃいけない、指示を待っているだけじゃ締め切りには間に合わない。そんな状況の中で必死に取り組んでやり遂げたのは、これまでで初めての経験でした。頭の中のイメージを言葉と行動に変えて形にしたこの経験が、絶対に自分のこれからに繋がると思います。
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