「古着から広がったファッションへの興味と感心」
―― 髙原さんがファッションに興味を持ち始めた時期やきっかけについて教えてください。
放課後は友人と写真の撮り合いに
髙原 小学生の頃から自分で服を選びたい気持ちが強かったです。両親にも「これが着たい」「あれが着たい」って意思表示をしていました。もっと深くファッションを掘り下げるようになったのは、中学生になって古着に興味を持ち始めた時期です。
―― 中学生のときに気持ちが動くような出来事があった?
髙原 はい。当時よく見ていたYouTuberが古着を取り入れたコーディネートを紹介していたんですね。古着を自身のスタイルとしてカッコよく着こなしている姿に憧れて、私も下北沢や高円寺にある古着ショップに足を運ぶようになりました。そこから少しずついろんな系統のファッションを知って触れる機会ができました。
―― そうして今では、古着が髙原さん自身のスタイルにもなっていったのですね。ファッションの仕事がしたいと考え始めたのもそのくらいの時期ですか?
休日は音楽スタジオへ ベースを弾くのが好き
髙原 そうですね。他にも趣味がある中で、仕事にしたいと思ったのはやっぱりファッションでした。高校はファッションに関する学科ではありませんでしたが、逆にそれが卒業後にファッションの学校へ進学したい気持ちを強くしました。
「授業で学んだことを実際に試してみると本当に効果アリ」
―― なるほど。そして今現在、ファッションを実際に学んでいるわけですが、髙原さんの好きな授業は何でしょうか?
髙原 店舗ディスプレイの授業が好きです。学校の外でも実際に役立っています。
―― お客様の購買意欲が高くなるようにお店のレイアウトを考える授業ですよね。学校の外というとアルバイト先ですか?
LOOK BOOKの撮影風景
髙原 はい。古着屋でアルバイトをしているときに、店舗ディスプレイの授業で学んだ、お客様の視線誘導を実践してみました。
―― 実際に試してみて、効果のほどはいかがでしたか?
髙原 売り上げが上がりました(笑)。
―― それは何よりです!先生たちも教え甲斐があるでしょうね。
LOOK BOOKに収録された写真
髙原 授業を受ける前は、自分の感覚だけを頼りにディスプレイを考えていました。でも、授業で学んだ視線誘導の理論も含めて取り組むようになってからは、自分の組んだディスプレイに説得力が生まれて、効果の違いを実感しました。学んで良かったと思いましたし、確かな自信に繋がりました。
「いつか、理想の古着屋を自分の手で」
―― 学んだことを早速アウトプットしているのは教職員としても嬉しいです。髙原さんのこれからの目標は何でしょうか?
ヴィジュアルデザインの授業にて
髙原 将来的には自分の古着屋を経営したいと考えています。それまでに学内外問わず、いろんなことを学んで挑戦して、その目標に繋げる準備をしたいです。
―― ファッションの深みにハマったのが古着きっかけでしたからね。最終的に行き着きたい場所がそこにあることに信念の強さを感じます。
髙原 今はまだ学生生活を送りながらではありますが、古着屋でアルバイトをしたり、ECサイトを立ち上げたりして、少しずつ自分ができることを増やしていっています。最近は買い付けしたファッションアイテムをリメイクして販売しています。
―― 活躍の幅が広くて驚いています。そういえば、ファッションブランドWEGOとのコラボレーション授業で髙原さんのデザインしたステッカーが商品化もされました。聞くところによるとそちらも予想以上に売れているようですね。
髙原 とても嬉しいです。ひとつひとつが古着屋を経営するという目標に繋がったらいいなと思います。理想の店舗のイメージが既に自分の中にあります。これから古着という文化を盛り上げていきたいです。
―― 学校としても髙原さんがその目標を実現できるようにバックアップしていきたいと思います。今後の活躍も是非聞かせてくださいね!
先輩が学んでいる学科
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