「ポリエステル、アクリル、ナイロン…」化学繊維の特徴は?

洋服のタグについてるあの「%」


洋服のタグには「ポリエステル70% 綿30%」など素材に関する表示があります。綿や羊毛はどんなものかイメージしやすいけれども、ポリエステル、アクリル、ナイロンといった化学繊維の区別がいまいち分からない、と感じることはありませんか?それぞれどのような特徴があるのか見てみましょう。

化学繊維とは?


綿、麻、絹、羊毛、カシミヤなど植物や動物に由来する天然繊維に対して、石油や原料を化学的に処理して人工的に作った繊維のことを化学繊維(化繊)といいます。化学繊維の中でも、石油を主原料にして作られたものを合成繊維(合繊)といい、現在衣類の大半で用いられています。総じて強度が強く、シワや型崩れがしにくいためイージーケアで済むのが特徴です。

ちなみに、ポリエステル・アクリル・ナイロンはすべて合成繊維に属しています。これらは化学繊維の代表格といえるもので、「三大合成繊維」と呼ばれています。

以下にそれぞれの繊維について、衣類を取り扱う際に役立つ特徴を以下にご紹介します。

ポリエステルの特徴

軽くて強度がある非常に使いやすい繊維です。その特徴を生かして、フリース・スーツ・ワイシャツ・スカートなど、さまざまなタイプの衣類に用いられています。原料はペットボトルの原料でもあるPET樹脂と聞くと、ちょっと不思議な感じがするかもしれません。ポリエステルは世界で最も多く使用されている化学繊維なので、皆さんのクローゼットの服の中にも、きっといくつかあることでしょう。

吸水性が低いため、シワになりにくくて取り扱いは楽ですが、汗を吸収しにくいのが難点といえます。そのような欠点を補うために、微小な孔が無数にある多孔質のポリエステルや断面の形を変えたポリエステルが開発され、スポーツウェアや下着などに用いられています。化学繊維はもともと人工的に作られた繊維のため、用途に応じてこのような改良をしやすいのも特徴です。

比較的熱に強いので、アイロンは中温でかけられます。また、乾きやすいのも特徴です。洗濯・アイロンなど日頃のお手入れが簡単なことも、人気の理由の一つでしょう。ただし、油性の汚れは落ちにくいので注意してください。

アクリルの特徴

羊毛(ウール)のようなふわふわとした風合いで、ニットやセーターによく使われています。羊毛と違って虫やカビが発生しにくく、洗っても縮みにくいのが長所です。洗濯や保管にはあまり気を使わなくてよいでしょう。

ただし、静電気や毛玉が発生しやすいので、着る時には注意が必要です。熱に弱いので、アイロンをかける時は低めの温度にしてください。保温性はあるものの、吸水性や吸湿性は羊毛ほどではありません。吸水性を高めた多孔質のアクリルも開発されています。

発色がよくて退色しにくく、弾力のある丈夫な繊維なので、色・デザインともに豊富なバリエーションが可能です。

ナイロンの特徴

つるつるとした繊維で、洋服以外にもバッグやケース、ロープといった製品に使われます。衣類では、レインコートをはじめとするアウター、ストッキング、水着やウインドブレーカーなどのスポーツウェアによく使われます。
摩擦に対する強い性質が生かされています。

アウター、中でもレインコートに使われるのは、吸水性が低くて水をはじくためです。乾きやすく、シワが付きにくいので、使った後干して、また使う時まで畳んでしまっておけるのもいいですね。ただし、日光を当てると変色しやすいので必ず陰干ししてください。熱にも弱いので、火気に近づけないように注意し、アイロンをかけるときは必ず低温にしましょう。

さまざまな色を染めやすいのも特徴です。虫やカビ、また薬品や海水にも強く、破れにくいタフな繊維でもあります。長持ちするので、色もデザインもお気に入りのものを見つけたいものです。


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