ファッションはカラーコーディネートが大切だといわれています。アイテムのカラーによって印象が大きく変わるからです。カラーコーディネートでは色相や明度、彩度といった重要な要素があるので、まずはここから理解を深めましょう。
カラーコーディネートとは
ファッションやインテリアの世界でよく耳にするカラーコーディネート。何となく理解しているものの、実際はよく分からないという方は意外に多いのではないでしょうか。
カラーコーディネートとは、いくつかの色を組み合わせ、目的に合わせたイメージを作ることです。ファッションではトップスやパンツ、スカートなどのアイテムを組み合わせますが、アイテムごとに色が異なります。色の組み合わせがよくないと、せっかくオシャレに決めたとしても台無しになってしまうことも少なくありません。
「今日はできるだけ清楚に見られたい」「ワイルドに見せたい」など人によってオシャレの目的はさまざまです。そして、こうした目的を叶えるためにはカラーコーディネートが重要になってきます。色をうまく組み合わせて、目的にマッチしたイメージを作りましょう。
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カラーコーディネートで重要な3つの要素
色相
色相とは、赤や青といった色みや色合いを表したものです。色によって自分がどのように見えるかに影響する属性でもあるため、イメージ作りに大きな影響があります。 例えば、赤い色だと情熱的や熱い、暖かいといった印象を抱き、青ならクールや誠実といった印象を抱きます。つまり、色相はファッションコーディネートにおいてもっとも重要な部分といえるのです。
明度
明度とは、色の明るさを指します。明度が高くなればなるほど明るい色合いになり、低くなれば暗い色合いになります。明度がもっとも高いのは白、もっとも低いのは黒です。同じ色相のカラーでも、明度が変わるだけで受ける印象は大きく変わってきます。
彩度
彩度とは、色の強さや鮮やかさを示します。彩度が高いとビビッドな色合いになり、低いと落ち着いた色合いになります。 例えば、同じパープルカラーでも、はっきりとした明るいパープルもあれば暗めのパープルもあります。ピンクでも、発色が強めのものもあれば柔らかで優しい印象を受けるピンクもあります。
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トーンについて
「このアイテムは色のトーンが~」といった会話を耳にすることも少なくありません。トーンとは、ここまでご紹介してきた色相や明度、彩度のうち、明度と彩度で成り立つ要素です。つまり、トーンがマッチしているというのは、色相は違うものの彩度と明度がマッチしているということです。また、トーンは色調とも呼ばれます。
トーンを理解しておくと、色のイメージを伝えやすくなります。自分が持つイメージを「ペールトーン(薄い)」「ダークトーン(暗い)」「ビビッドトーン(冴えた)」といった言葉に置き換えてしっかりと伝えられるので、ファッションアイテム選びも楽になるかもしれません。いくつかの色をひとまとめで表現したいときなども、トーンを理解していればスッキリとまとめやすくなるでしょう。
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監修 織田ファッション専門学校 教員