デニムは季節を選ばず着回せる、持っていると便利な万能アイテムです。
デニムがファッションアイテムとして注目されるようになるまでの歴史とともに、旬なトレンド、普段使いの服との合わせ方などをご紹介します。
デニムの歴史
デニムパンツは元々、ゴールドラッシュに沸く1870年代、アメリカ西部の鉱山や鉄道建設現場で働く労働者たちが着る作業着でした。丈夫な生地と動きやすさが買われ、当時の作業着としてデニム生地が採用されました。
デニムパンツがファッションアイテムとして注目され始めたのは、実は戦後にデニム業界がカジュアルウェア市場に参入してからです。
1960年代前半に、イギリスでモッズブームが巻き起こり、これにより細身の白いデニムが大流行しました。加えて、当時一世を風靡していたビートルズやローリングストーンズもデニムパンツをはきこなしていました。こうした経緯から、デニムはますますファッションアイテムとして注目されていくことになります。
1960年代後半になると、アメリカで社会運動などを背景に生じたヒッピームーブメントから、フォークミュージックやカウンターカルチャーが広がっていきました。デニムパンツには既に自由や反抗といったイメージが付いていたので、ヒッピーにとっては自分たちを象徴するファッションアイコンとなりました。
このようにデニムパンツは作業服からファッションアイテムへと姿を変えていきました。
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デニムアイテムをコーデに
ここでは、人気のデニムアイテムとコーデを紹介します。気に入ったものがあれば、取り入れてみましょう!
ワイドデニム
ワイドデニムは変わらず人気があります。特にハイウェストのものを選ぶことで、こなれた感じを出すことができます。ワイドパンツはフェミニンにもモダンにも相性抜群な便利アイテムです。また、季節を問わず使い回せるのも嬉しい点です。
ボーダーシャツ×ワイドデニムパンツ
春夏で使えるカジュアルなコーディネートです。白黒のボーダーシャツを使えばシックな雰囲気も出すことができます。
黒デニム
こちらもどの季節でも使い回せるので、一着は持っておきたいアイテムです。黒いデニムはメンズのイメージがありますが、あえて甘めのアイテムと合わせることで、ミックス感を出したコーディネートができます。男女問わず活躍の幅が広いファッションといえます。
黒ブラウス×黒スキニーデニム
黒デニムを使うなら、全身オールブラックでまとめることで、キレイ目な印象を与えることができます。夏でもオールブラックという方は、重たい印象にならないようにトップスにある程度肌見せアイテムを合わせましょう。ノースリーブや襟ぐりが大きく開いたもの、透け感のある素材のものがおすすめです。
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タイトなデニム
メンズファッションにおいて、定番化されつつあるビッグシルエットのデニムパンツですが、スリムなデニムパンツも見逃せません。例えば、トップスが程よくラフさを取り入れた、スポーティーなストリート系なら、ボトムスはスッキリとスリムなデニムで決めると全体のまとまりがつきます。次の3つがおすすめの合わせ方です。
白シャツ×デニムパンツ×スウェードシューズ
定番のコーディネートですが、それ故に外しません。白シャツを入れることで爽やかさと程よい真面目さを演出することができ、きれいめカジュアルの定番といえそうです。
ポロシャツ×デニムパンツ×白スニーカー
日差しが強くなる夏場には、シャツをポロシャツに、シューズをスニーカーやキャンパスシューズに変えることで、よりカジュアルな着こなしに変化します。
ジャケット×デニムパンツ×ローファー
ジャケットのカッチリ感とデニムパンツのカジュアル感が絶妙にマッチします。程よく大人っぽい着こなしで、こなれ感を演出できます。
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監修 織田ファッション専門学校 教員