「パターン」「マテリアル」「ドレーピング」服飾の用語を解説!

服飾を学びたい人は要チェック!

パターン、マテリアル、ドレーピングといった言葉を知ご存知でしょうか? 聞いたことのある言葉でも、服飾で使われる場合は通常とは異なる専門的な意味合いが含まれています。 今回は、業界におけるこれら3つの用語の意味について解説します。

パターンは、衣服の見本となる型紙のこと


「パターン」とは、服飾の用語で型紙のことを指します。 型紙とは、衣服を制作するときの原型モデル・設計図となるものです。衣服はパターンをもとにして製作され、効率よく高品質な服を作るための手段となっています。

パターン制作と衣服の品質には深い関係があります。 なぜなら、衣服の見た目や着心地の良さはパターンの出来栄えに大きく左右されるためです。 衣服のデザインや使用する素材がどれだけ良くても、パターンがダメならすべてが台無しになってしまいます。 そのため、衣服制作でのパターン作りは特に重要な工程です。

パターンを作る技法には、「平面作図」と「立体作図」の2種類があります。 平面作図は紙を平面上で作図して型紙を作る方法です。計算式や方程式で算出した寸法通りに作っていくため、個人差が出にくい仕上がりになります。 また、寸法通りに作るため、パターン制作に慣れていない人でもやりやすいという特徴があります。 このような点から、平面裁断は生産性が高く、日本で一般的に普及しているパターン制作技法です。

もう一つの技法である立体裁断は、洋裁用の模型ボディに布を当てて形をとり、裁断していく方法です。 どちらの方法にも長所と短所があるため、状況に応じて使い分けるのが一般的です。

実際に仕事でパターンを作るときは、デザイナーの描いた衣服の絵から、パタンナーがシルエットなどの細かい要素を読み取るところが制作の始まりです。 見た目の再現度だけでなく、着心地などの実用性も考慮して作らなければなりません。大変な作業ですが、パターンの出来が良ければ大ヒットして多くの人に着られる可能性があるため、やりがいは大きいです。

良い衣服を作るには、デザイナーのイメージを正確に再現したパターン制作が大切になります。 衣服の完成度はパターンにすべてかかっているため、制作が上手な人は仕事で重宝されるでしょう。

ドレーピングは模型ボディを使ってパターンを作る技法のこと


ドレーピングと同じ意味の用語に、前述した「立体裁断」があります。 呼び方は違いますが、どちらも模型ボディに布を当ててパターンを作る技法を指しています。

ドレーピングは、衣服のシルエットや微妙なライン・カーブなどの曲線をきれいに表現できる技法です。 また、繊細な表現や細部にこだわったデザインを作りやすいという特徴があります。 例えば、伸縮するストレッチ素材を使う衣服や体へのフィット感が強い衣服のデザイン、ドレスによくあるひらひらしたヒダのデザインなどにはドレーピングが向いています。 また、生地のボリューム感やゆとりの調整もドレーピングの方がやりやすいことが多いです。

しかし、ドレーピングは手作業で布を裁断して型を取っていくため、完成するまでに手間がかかります。 また、立体的に型を裁断しているため、量産で必須な平面の型紙に落とし込むのが難しいです。 そのため、生産効率の良さという面では平面裁断の方が上になります。

マテリアルは衣服に使われている素材のこと


服飾用語で「マテリアル」は生地・素材・材料といった意味を指す言葉として用いられます。 マテリアルを一番身近に感じられるものは、私たちが普段着ている衣服です。 服の裏地についたタグを見てみると、使われている素材が記載されています。

一般的によく知られている素材は、シャツなどに使われることが多いポリエステルや綿などではないでしょうか。 また、部活などでスポーツをしていた場合は、ナイロン素材のスポーツウェアをよく見かけていたはずです。

寒い時期になるとセーターやニットを着ますが、保温性の高いアクリル素材で作られていることが多いです。 また、コートなどに使われる天然繊維のウールやカシミアも、実はマテリアルの仲間なのです。

どれも服飾業界では当たり前に使われている基本的な用語です。 「意味をよく知らなかった」「なんとなくは知っていたけど、説明するのは難しいかも」といった方々は、この機会にぜひ覚えてみてください。

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